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<感染症治療に対する薬剤師の支援>

<感染症治療に対する薬剤師の支援

菌血症(血液の中に菌が入ってしまう状態)、肺炎などは生命に直接影響してしまうとても危険性の高い感染症になります。感染症は血液、肺など以外にも髄液、脳、尿路、骨、皮膚など様々な臓器で起こりますが、その原因となる菌(微生物)は患者さんの背景や感染する臓器によって異なるため、それぞれに応じた抗生剤を使用する必要があります。そのため、国内、海外とも感染症に精通した医師に加えて、専門性の高い薬剤師による治療支援が行える環境作りが行われております。国内では、日本学療法学会が、感染症治療に精通した薬剤師の養成を目指して、「抗菌化学療法認定薬剤師」という制度を設立しておりますが、当院薬剤科では、現在7名の薬剤師がその資格を取得しており、より専門的な支援をできるような取り組みをしております。

具体的な支援内容としては、各病棟、医薬品情報室に認定薬剤師を配置し、医師や感染症に詳しくない薬剤師が気軽に抗生剤の選択、原因となる菌を特定するための検査などを相談できる体制、効果、副作用を確認する体制を構築しております。また、特に重症化しやすいと言われている菌血症(血液の中に菌が入ってしまう状態)に対しては、重症化を防ぐ目的で、血液培養から陽性の連絡を薬剤科で受け、医師、病棟薬剤師と使用している抗生剤の効果、副作用などを確認しております。

さらに、感染症の種類によっては、使用した抗生剤の治療期間、合併症の確認なども重要となるため、それらの点についても医師と検討したうえで、支援しております。

<がん化学療法に対する薬剤師の支援>

準備中...

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